戸頭おやすみ処

気軽に立ち寄れる「集楽」を合言葉に

 関東鉄道常総線の戸頭駅から長く延びる遊歩道。その一角に、有志の方々で運営されているコミュニティスペースがある。駅から200mあまりの場所に位置し、誰でもふらっと気軽に立ち寄ることができる。お茶やコーヒーを飲みながら会話が楽しめる。

戸頭おやすみ処入口

 利用者は戸頭地区の他、取手地区や龍ケ崎市、千葉の我孫子市から足を運ぶ方も。年齢問わず、お子様連れからご高齢のお一人様まで、人との交流を楽しみに集まる。取材当日は「シルバーリハビリ体操」の定期開催日(第1、第3火曜日の10時30分〜11時30分)で、本誌スタッフも体験し日々の疲れをほぐした。

 総勢60名のボランティアにより運営されており、ここで用意される飲み物等の運営費は、利用者の寄付でまかなっている。昨年度の利用者数はボランティアさん含めて4,500名と、コロナ禍以前の約7割にまで戻ってきている。感染症拡大の影響により利用者数は減ってしまったが、最近は全国的にもイベントが再開されつつあることから、「戸頭おやすみ処」もまた、門戸を開いて地域の住民を積極的に受け入れているとのこと。

人の出入りも多く、終始賑やかだった

 代表の小野さんに話を伺うと、「適度な運動、食事、社会参加を呼びかけ、認知症予防に貢献したい。【思い出貯金】【転ばぬ先の筋肉貯筋】を心がけ、超高齢化対策の一助になれるように」と語ってくれた。

 子どもはボランティア体験に、高齢者は認知症予防に、さまざまな人がさまざまな目的で訪れる。一年を通してイベントもいくつか企画されている。7月5日(金)には七夕会が開催される。こちらは会費制で事前申込みが必要だ。


 地域の交流に興味がある方は、まずは「戸頭おやすみ処」からデビューされてみては。

2024年6月14日(第104号-4面)

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